吹奏楽部・my楽器購入を決めました【トランペット】

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子どもが吹奏楽部でトランペットを吹き始め、吹奏楽に熱中するようになった。

同級生の何人かが、ポツリポツリとmy楽器を買うようになり、その流れで、我が子もmy楽器が欲しいと言うようになった。半年ぐらいの間、楽器店を巡ったり、知人・部活の先輩・先生から話を聞いた結果、購入が決まった。

my楽器 購入について自分なりに経験したこと・得た情報をまとめておく。

トランペットは吹く前に試奏するのが大前提

吹奏楽部入部直後に、顧問からまず以下の注意があった。

  • 楽器を買う際は必ず顧問に事前相談すること
  • メルカリやネットオークションなど、ネットでの購入はNG
  • 楽器は、顧問またはレッスン指導者同伴で楽器店に行き、試奏してから購入

楽器は職人がひとつひとつ手作りしているため、同じメーカー・型の楽器でも音色や使用感が異なる。楽器を良く知っているひとと一緒に試奏し「これだ」という一本を正しく選択することが大事とのこと。

 トランペットの金額っていくら?

トランペットの場合、金額相場は以下の通り。

中古:10万円~。

新品:20万円~。

新品&プロレベル上位機種:30万円~

コンクール上位を狙う学校だと、顧問から「上位機種を買ってください」と勧められる可能性が高い。ちなみに我が子の部活だと Bach 180ML37SP が購入機種のスタンダードだった。

は・・?30万円代!?(;゜ロ゜)エェ??

最初にこの金額を聞いた時は、普通にドン引きした。中学生の部活費用で30万円って。。

 

しかし実はこの価格、吹奏楽の他の楽器と比べると安い方になる。

各楽器の相場はこちらのブログ参照

30万円台でプロレベルの楽器が購入できる、というのも実はトランペットぐらい。他の楽器はもっと高い。初心者用エントリーモデルでさえ40万円から、という楽器もある。また、トランペットは木管楽器と異なりリードが無いので、購入時にメンテ用品をそろえてしまえば、その後のラニングコストは、ほぼ0円となる。

つまり、他の楽器に比べるとお財布にやさしい楽器と言える。(・・・と、このへんで自分の金銭感覚が既に日常のものとはかけ離れてきていることがわかります。ウン10年前の結婚式の費用算出を思い出しましたよ。)

中古購入という選択肢はあるのか

結論から言うと、中古購入という選択肢は、アリ、だ。

いろんな人にリサーチをしたところ、部活の為に中古トランペットを購入した、という人も数名居た。中古トランペットで全国大会に行った先輩も居た。つまり、初心者からコンクールガチの人まで「中古を買う」という選択も間違いでは無いのだ。

余談だが、我が家には中古の良質なピアノがあるので、私個人は中古楽器に全く抵抗が無かった。ピアノ業界では昔の職人が丁寧に作った武骨な中古ピアノのほうが質が良いと言う意見があり、トランペットについても素人ながら、昔の楽器のほうが本格的でカッコいい、と思っていた。費用面でも中古なら安い。私は、知人に信頼できる中古楽器屋を紹介してもらったこともあり、トランペット購入検討の初期段階では、子どもに中古トランペットを激推しした。

しかし結局我が家は最終的に新品を選択した。なぜか?答えはシンプル。

本人が、中古を嫌がったから。

吹奏楽部で練習していると、部活出入りの楽器屋が新品を持ってきてプロモーションをかけることもあり、出入り業者から新品を購入する子が多い。また、中古楽器が買えるということを知らない親御さん、中古は買いたくないと思っている親御さんも多い。そして仮に、たとえ親御さんが中古楽器の購入を検討したとしても、本人が嫌がる場合が多い。先輩・同級生がピカピカの新品楽器を購入していく中で「自分は中古でいいや」と思える子はやはり少数派だと思う。

また、中古の管楽器には外見の古さ(傷など)に加えて、「クセ」という難点がある。中古楽器の場合、良い演奏者が使った楽器は非常に良い「クセ」がついているのだが、そうでもない演奏者に使われていた楽器は悪いクセがつく、と言われている。したがって中古を買う際はトランペットを良く知っている人と一緒に店に行き、そのトランペットの「クセ」に問題が無いかをしっかり吟味する必要がある。このページにも中古か新品か、ということに関する説明が詳しく書かれている。

ちなみに中古トランペットについては自宅近隣の楽器店に実際に足を運びリサーチをしたが、イシバシ楽器 は全国的に中古楽器の買取を進めており、比較的在庫数が多い印象を受けた。

購入後の楽器、何年ぐらい使用されるのか?

30万円もする楽器を購入するにあたっては、我が子には「高校になっても吹奏楽を続ける」という条件をつけた。私の周囲には、中学吹奏楽部から楽器を吹きはじめ、高校~大学~社会人になっても(継続的・断続的に)演奏活動を続けている人が、ちらほら居る。楽器購入後10年、20年と使い続けるのであれば、30万円という買い物は決して高くないと思う。しかし一方、ネットや自分の周囲を見てみると、

  • 中学で楽器を購入したが、吹奏楽強豪中学校から非強豪高校に進学し、モチベーションが下がったので吹奏楽をやめた。
  • 中学で楽器を購入し、吹奏楽強豪高校に行ったが、パート変更となった。
  • 中学で楽器を購入したがハードな練習で燃え尽きてしいまい、高校では吹奏楽をやらなかった

という例も多々あり、高額な楽器を買ったとしても、その金額に見合うぐらい長期間の間、子どもが演奏活動を続けるという保証は無い、と正直思っている。いや、本当は大学ぐらいまでずっとトランペットを吹き続けてくれたら嬉しいんですけどね。そして、もし、子供がトランペットを予想より早く止めてしまった場合は、「孫が吹くかも」なんて考えず、前述のイシバシ楽器 などでなるべく早めに売却して次の演奏者に渡した方が、金銭的にも、縁あってこの世に生を受けた楽器にとっても、良いんだろうな、と、こんなところまで購入前から既に想定している。

こんなわけで明日トランペットを買いに行く予定です。購入してしばらくたったら、また感想書きますね。

 

 

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