【コロナ渦テレワーク】半年間、在宅勤務した感想

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2020年3月から、「原則在宅勤務・オフィスに行く必要がある時のみ出社」という働き方を始めた。以前、フルリモートワーク1か月経過時点で感想を書いたが、在宅勤務が半年を経過したので、改めて感想を残しておこうと思う。

 

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私の属性

小学生(高学年)&中学生の母

仕事のほとんどは、PCとネット環境さえあれば成り立つ

良かったこと

子どもの帰宅時に家に居ることができる

これは以前の記事でも触れた。この最大の効果は親である自分のストレス軽減だ。子どもからすると、小学校高学年以上ともなれば、近場の習い事なら自分で行けるし、戸締まり、買い物、宿題、簡単な食事もひと通り自分で出来る。親がぜひとも必要な場面は、それほど多く無い。ちなみに我が家の子ども達に「学校から帰った時にお母さんが家に居ると嬉しい?」と聞いたところ「普通。家に居ても居なくてもどっちでも良いよ。」とう答えが返ってきた。しかし親の立場からすると、子供の帰宅時に「おかえり」を言えるのは嬉しいし、子どもだけで留守番させる時に比べ、防犯上の不安も無くなる。親の私にとってこれは大きい。「大人が家に居ない時間帯の子供が心配」というストレスが無くなった。

習い事の送迎が確実にできる

小学校高学年以上になると、塾に行く日数が増え、同時に塾送迎も増える。オフィスに通勤していた頃は、夕方になると夫婦で「どっちが早く仕事を切り上げて塾送迎をするか」というラインを頻繁にしていたが、今は私が自宅勤務なので、そのような調整が不要になった。自宅勤務の私が仕事中に少し休憩をもらい、さっと送迎している。

昼休みに家事ができる

オフィスに出勤していた時は、朝、家を出る前に1日の家事を終わらせていた。今は朝のうちに家事がすべて出来なかったとしても、昼休みを家事時間にあてることができる。以前は毎朝5時半起床が日課だったが、今は6時起床でもなんとかなる。これだけでも、リモートワークの恩恵は大きい。

 

洋服代・メイク代・その他雑費が激減

オフィスに出勤していた時は、常に10日間は異なるコーデができるよう仕事着を揃えていた。しかし、今は、ごくたまにしか会社に行く必要が無い為、仕事服はせいぜい3日分程度。洋服を購入する頻度が格段に減った。この夏はリモートワーク時は、もっぱらユニクロのジョガーパンツで過ごしていた。

 メイクも同様で、平日は殆ど家から出ないので、化粧をする必要も無くなった。おかげでファンデーションも口紅も驚くほど減らない。こんな女性が増えたら、化粧品業界も立ち行かなくなるよなあとつくづく思う。また、会社に出勤していた頃は、ちょくちょくコンビニに立ちより、やれコーヒーだお菓子だと買っていたが、在宅勤務になってからは、こういう雑費が殆ど無くなった。

悪かった点

残業が増えた

テレワークになった結果、子どもが家で待っているから早く帰らなくてはいけない、というエクスキューズが通用しなくなり、残業が増えてしまった。通勤時間が無くなったのに、通勤時間として使ってた時はそのまま残業時間になってしまっている。かなり夜遅くまで残業する日もちょくちょくある。結果、以前よりも家庭生活に使える時間は減った。

絶望的に運動不足

通勤が無いので、毎日歩く必要が無い。会社に出勤していた頃は、通勤で歩いていたし、昼休みも気分転換に散歩していたし、リモートワーク開始してしばらくは散歩が日課だったが、今はしていない。なぜなら残業が増えたから。昼休みは、やり残した家事を片付けるとか、ソファーで横になって休憩するとか、インドアな過ごし方になってしまっている。週末にちょっとだけ腹筋したりビリーズブートキャンプをしたりと、自分なりに対処法を模索中。深刻な運動不足は、いずれ体の不調となって自分に跳ね返ってくるはずなので、本気でなんとかしたい。

意識して気分転換しないと鬱になる

  • 仕事場と家庭生活の場所が同じ。
  • オフィスに居ないので同僚と無駄話をしない。昼間、会議以外誰とも話さない。

上記の理由から、家または仕事でネガティブなことがあった場合、ネガティブな感情をえんえんとひきずりやすい。場所の移動が無いので気分がリセットされない。かなり意識して気分転換をしていかないと、鬱になってしまいそう。私と同じく在宅勤務している友人は、早朝とか夜とか、とにかく毎日ヨガに行っているそうだが、ヨガに限らず散歩でも買い物でも良いから、毎日1回家の外に出て気分を変える、というのが大切な気がする。

会議中は家族は静かにしていなくてはならない

家族が在宅中、オンライン会議をする場合、どうしても家族に静かにしてもらう必要がある。少しぐらいの話し声なら良いのだが、楽器を鳴らしたり大声で騒ぐのは控えてもらわねばならない。家族にとって家は自分のテリトリーなのに、申し訳無いなあと思う。

 在宅テレワークとオフィスワークどっちが良いか?

家族があり、家庭と仕事を両立しなくてはならない私にとっては、正直なところ、オフィスワークよりテレワークの方が断然働きやすい。しかしテレワークは「仕事中誰とも会えない」「家にひきこもる生活になる」「経済活動が確実に減る」など様々な欠点があるので、万人にとって良い選択肢とは思わない。例えば、多くの知識経験を吸収できる20代~30代の若者は、やはりオフィスに出社して、多くの人とface to face で接し、コミュニケーションを密に取りながら仕事をした方が、多くを学べるし人間としての幅も広がると思う。将来、自分の子供が大学を卒業してすぐにテレワーク中心の仕事をしたい、と相談してきたら、間違いなく、まずはオフィスワークの仕事を探すように強く勧める。

とはいえ、いずれ結婚出産子育てを考えている男女は、テレワークの選択肢があると、子育て開始後の生活が格段に楽になるので、テレワークできる仕事は本当におすすめ。欲を言えば、会社で働きたい時は出社し、テレワークしたい時は家で働くことができる、という職場がベスト。今のところ、そんな都合の良い働き方を許してくれる会社は少数派だと思うが、一方で、感染症や自然災害のリスクを考えると、10年後には「リモートかオフィスワークか、いつでも選べる」というのが案外スタンダードになっている気もする。

 

 

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