孤独な在宅勤務者がインコを飼ったが突然死してしまった話

お久しぶりです。先日、インコを飼い始めた件について書きました。

 

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しかし大変残念なことにインコはわずか3ヶ月にして突然死してしまいました。インコが亡くなったのは、私の外出中のことでした。インコが止まり木から落ちた直後に家族が動物病院に電話し、心臓マッサージなしながら病院に連れて行ったのですが、既に手遅れでした。私が居ない間、悲しみと不安でいっぱいの中、動物病院に電話して対処しインコを看取ってくれた子どもたち、すぐに会社から帰宅して動物病院に行ってくれた夫には本当に感謝しています。

インコが亡くなった後しばらくは家族みんなとても落ち込みましたが、時間の経過と共にに気持ちの整理が出来てきたので、今回の件で思った事、学んだことなどを書き留めておこうと思います。

 愛鳥の死はとても悲しい

我が家のインコは、3月に鳥専門のペットショップから購入したばかりの雛で、ようやく成鳥と同じ姿になったばかりでした。まだ幼い小鳥は小さな幼児のようなもので、(勿論人間の幼児の方が断然手はかかりますが)毎日エサをちゃんと食べることができているか、栄養は足りているか、ちゃんと睡眠はとれているか、何かを誤食していないか、お留守番の時に寂しくないか、体調を崩していないか等々、日々、心配は尽きず、さらに在宅勤務のおかげで1日中インコとずっと一緒に居ることができた私は、まるで小さな子供を育てている母のような精神状態でした。孤独な在宅勤務の間、インコは毎日四六時中そばに居て、私の心を癒してくれました。そんなインコの落鳥は、私にとって本当に大きな精神的痛手となりました。

インコの死後、私はとにかく自分を責めまくりました。何か悪いものを気付かず誤食誤飲したのかもしれない、アルコールの入ったウエットティッシュで家具を拭いたのが悪かったのかもいれない、温度管理が悪かったのかもしれない、放鳥時間が長すぎたのかもしれない。。。原因をあれこれと考え、「自分のせいでインコは死んだ」と後悔しました。 インコを亡くした方のブログ、知恵袋、twitter コメントをたくさん検索して、読みました。

1歳未満の小鳥が急死することは、珍しくない

息を引き取った直後のインコを診てくれた獣医さんによると、我が家のインコは栄養状態も良く、特に大きな怪我なども無く、死因は恐らく心不全だとのことでした。また、一歳未満のインコが突然命を落とす、ということは、比較的良くあることで、獣医さんとしては、インコが一歳を超えるとようやく安心できるようになるのだそうです。余談ですが、インコが亡くなった日は偶然かかりつけの獣医の休診日で、家族は鳥を診てくれる動物病院を探して駆け込んだのですが、その病院の獣医さんは、診察時間後にも関わらず「緊急事態だから」と言って亡くなったインコの到着を待ってくれました。おそらくですが、獣医さんは電話で状況を聞いた時点で、もう手遅れだとわかっていたと思います。しかしそんな状況でも、病院を開けて待っていてくれて、亡くなったインコを診てくれた獣医さん、本当にありがたかったです。

また、インコの死後、インコを購入したペットショップに行って、インコが亡くなったことを伝えたのですが、なんと同じ時期に、同じブリーダーさんからやってきたインコ数匹も相次いで亡くなっていたということがわかりました。ひょっとしたら、我が家のインコも、他の兄弟と同じく、先天的に体に何か問題を持っていて、長生きが出来ない運命だったのかもしれません。幼い愛鳥が、たった一匹で、誰も知り合いの居ない天国へ旅立ったと思うと、悲しくてたまらなかったのですが、天国で兄弟に会えたかもしれないと考えると少しだけ救われたような気持ちになりました。ちなみに、亡くなったインコは動物病院で健康診断をしてもらっていたのですが、検査では特に異常は見つかっていませんでした。

今後インコの雛を飼う際には、健康診断を受けて注意深く育てたとしても、一歳超えるまでに亡くなってしまうかもしれないという覚悟をした上で、後悔しないように、日々、しっかりとお世話をすることが必要だと思いました。

在宅勤務者にとってペットロスはショックが大きい

仕事内容にもよると思いますが、在宅勤務者にとって、ペットロスはとても心のダメージが大きいです。もし私がオフィスに勤務する会社員であれば、インコが亡くなった翌日も、ペットロスの悲しみを抱えながらも、家の外に出て、インコの居ない会社で一時的にペットの死を悲しむ気持ちを封印し、気持ちをリセットすることができていたのではと思います。

一方、在宅勤務者の私は、ペットが亡くなった翌日も、ペットの毛や匂いが残っている家で仕事を続けなければなりませんでした。(私の場合は、インコが夜遅くに亡くなったため、翌日はインコの遺体のそばで働きました。)ペットが亡くなった後、しばらくの間、偶然、人と殆ど会話する必要の無い仕事に従事していたこともあり、仕事中にどうしても悲しい気持ちになってしまうことがしばしばありました。 

愛鳥は葬儀屋さんで火葬しました

インコが亡くなった場合、多くの方は亡骸をお庭やプランターで土葬にしているようですが、我が家は葬儀屋さんで火葬にしてもらいました。ネットで調べたところ、土葬した愛鳥が骨の状態になるに5年以上の年月がかかるそうで、長期間、愛鳥が埋まったプランターを維持するのは精神的にも難しく、地域猫プランターを荒らされる可能性もあることから、我が家は火葬を選択しました。葬儀屋さんでは火葬以外に簡単なお葬式もして頂きました。幼いインコを失って悲しんでいた子供たちのためにも、お葬式をしてもらって良かったと思います。骨は骨壺に入れて持ち帰り、インコがお気に入りだった場所に置いています。(お気に入りの場所は複数あったので日替わりで場所を変えています。)

またインコを飼いたい

愛鳥を亡くすという経験はやはり辛いものです。特に若いインコの死は経験したくない、あんな悲しい思いはもう二度としたくない、というのが本音です。しかし、インコの可愛い仕草など思い出しインコ動画を見たりしていると、やはりまたあの幸せな日々をもう一度経験したい、とも思います。またインコを飼いたいです。