孤独でストレスを抱えた在宅勤務者がセキセイインコを飼ってみた感想
今週のお題「おうち時間2021」
久しぶりのブログです。 ここ数か月、Twitter もブログも殆ど更新せず、ずっと日課にしていた、ピアノの練習もジョギングもさぼっていました。
その理由がこれ。
結局、縁あってインコがうちに来ました。まさかインコと家で仕事する日が来ようとは。。 pic.twitter.com/ZpNCUDv7e6
— うみっくす🐻英語とピアノ好き (@Umi21994636) 2021年3月20日
何故インコを飼おうと思ったのか
コロナ渦で在宅勤務をスタートして1年。soundpeats スマートウォッチ を使ってエクササイズやジョギングをしてみたり、ピアノの練習をしたり、Amazon unlimited で好きな音楽を聴いたりと、ストレス軽減と健康維持のためにいろんなことを試してきました。
しかしやはり何か満たされない。
そこでふと、私と同じくリモートワークが長期化している同僚に目を向けると、彼女たちは次々に猫を飼い始めていました。
ペットってやはり癒されるんだろうな。。私も何か飼いたい。。しかし猫の爪とぎで35年ローンのマイホームが荒れるのも、ちと厳しい。
。。。。。。。。( ゚д゚)ハッ!
子供の頃に実家で飼っていたインコなんて良いんじゃないか。
インコを飼う自分を妄想すると、自分の働くデスクのモニターに止まってくつろぐインコが見えてきました。。。
うーーん幸せそう。。。
インコを飼いたい気持ちが膨らんできました。
動物を飼うってどうなのよ?
我の実家では、私が小さい時にインコを飼っていましたが、個人的には実は長年、どちらかというとペット飼育には否定的な方でした。どんな小さなペットでも、少なからず家のどこかが汚れたり、匂いが出たりする。そもそも、人間が自分達の単なる娯楽のために、無垢な命を家の中のケージに閉じ込め、命が尽きるまで不自然な環境で過ごさせるってどうなのよ、と思っていました。
この考えをちょっと変えるきっかけになったのがこの動画です。
「世界一貧しい大統領」として有名なホセ・ムヒカ大統領が、人としての生き方について話をする上で、こんな例えを出します。(10:00 ぐらい)
私たちには愛情が必要なんだ その愛情を機械はくれないんだ
命あるものが愛情をくれるんだ 子どもにおもちゃをプレゼントするだろ
でも子犬をあげたらどうだい? 猫をあげたらどうだ?
携帯電話ばかり見ていて、まるで携帯電話が友達のようになってしまっている現代人に対する、ホセ大統領の鋭い指摘です。
ひるがえって我が家を見てみると、家族全員、案の定、毎日携帯やタブレットでネットばかり見ています。ネットで推しの動画を見たり、好きなコンテンツを楽しむことは悪い事では無いですが、コンテンツを愛する行為は常に一方通行で、愛をもらえることはありません。
自分も含めて、今、家族に必要なのは、愛情を相互に与えられる生身の存在だ
動画を見て、直感的にそう思いました。
春休みは差し餌をする絶好の機会
セキセイインコを飼う場合、雛から差し餌をして育てると、飼い主に良く慣れ、手乗りインコとして成長します。しかし、リモートとはいえフルタイムで働く私にとって、インコの雛に仕事中、1日数回差し餌をするのは簡単ではありません。そこで、子どもが小学校を卒業した直後の春休みを狙ってインコの雛を購入することにしました。春休みなら、私が仕事で忙しくても、子どもに差し餌をお願いすることができます。そこで私は「春休みにインコの雛を購入して、子供たちに差し餌を担当してもらう」自分の提案を家族にプレゼンし、インコを購入することが決まりました。
セキセイインコはある日突然やってきた
こうして家族の合意を得た私。春休み開始の数日前、インコを予約するため、子どもと一緒にペットショップへ行きました。その日はとりあえず、インコの予約だけして手ぶらで家に帰り、春休み初日にインコを引き取るつもりでした。しかし予約金を支払う時になって、ペットショップの人がこう言ったのです。
差し餌は、もう1日2回で良いですよ。今日連れて帰っても大丈夫です。
ううむ。。。子どもは卒業まであと数日学校に行かなくてはならないが、1日2回の餌やりなら、仕事をしていてもなんとかなりそう。。
よし、連れて帰ろう!
そうとなれば話は早く、ペットショップの人は、あっという間に餌と飼育セットを用意して、インコを持ち帰れる状態にしてくれました。
↓こんなセットを売ってくれた。
インコは寒さに弱いということで、家に帰ってからはペットショップの方の教えに従い、私が仕事で使っていたブランケットを容器の下に敷いておきました。
インコの居る暮らしはどうか?
こうして始まったインコとの暮らしですが、日中、家族のいない家でひとりぼっちで働く孤独な在宅勤務者にとって、インコの居る生活はどんな感じか、というと、想像以上に快適で幸せです。自分の目を見てお喋りをしてくれる、かわいくてふわふわした生き物が、仕事中、常にそばにいてくれて、自分が移動すると一緒について来てくれたり、時々、肩に乗ってきてそのまま眠ったりしてくれるだけで、それはもう、おそろしく癒されます。
孤独に1日中リモートワークをしていると、本当に些細なことで気持ちがささくれだったりしますが、インコのかわいい姿が近くにあるだけで、トゲトゲした気持ちがそもそも沸いてこなくなります。業務時間中以外にも、インコは、私がひとりで家事をしている時もそばにやってきます。肩にとまったり、私のかたわらでじっと、私が家事をしている様子を観察したり。これまで苦痛に思っていた家事も、インコのおかげで、おだやかな気持ちで出来るようになりました。また、インコはお喋りを覚えるので、これがモチベーションとなり、インコ相手に何だかんだと、どうでも良いことを話す時間も増え、これもストレス解消になっています。その昔、私の近隣ではインコ飼育率が非常に高かったように記憶していますが、実際に飼ってみると、在宅主婦とインコは非常に親和性が高く、インコ飼育は低コストで高いストレス解消効果が得られる行為であると感じました。
インコは長生き
セキセイインコの寿命は約10年。長生きインコだと20年くらい生きることもあるそうです。縁あってお迎えしたインコなので、ケガや病気に気をつけて、元気で天寿を全うさせてあげたいと思っています。初心を忘れることなく今後も末永く大事に飼っていきたいです。