感想 パリに見出されたピアニスト ピアノをもっと聞きたかった!

ピアノ好き界隈で今話題の、パリに見出されたピアニスト、見てきました。 

 

paris-piano.jp

 

鑑賞直後の私のツイートはこちら

 

 

 ミニシアター、フランス語、ピアノ、と映画を見るシチュエーションとしては、とても心地良い条件が揃っていたのですが、いかんせん、いろんなエピソードを盛り込みすぎてて、ピアノのシーンが短く、ピアノ好きには物足りなかった!

 

あと、ピアノ好きにはいろいろと納得できないことが多かった!!

 

(以下ネタバレなので見たくない方はブラウザ閉じてくださいね。)

 

 

 

 

 

 

 

主人公マチューは警察に追われながらもピアノを弾いてしまうぐらいピアノ好き。

しかしそんなにピアノが好きなら、自室のピアノの蓋に物なんて置かないはず。

(日常的にピアノを弾いてれば蓋に物は置けない)

 

 

マチュー、音楽教育受けてないのに何故、先生の指示を一発で理解できたのか?

 

 

コンクール、コンツェルトなら事前リハーサルに来ない時点で、普通は失格。

 

 

そもそもコンクールが最初からコンツェルトってことは無い。

 

 

その他もろもろ、突っ込み入れるところが多すぎて。。

 

 

ちなみに映画の中で私が一番好きだったのは、泥棒中にショパンのワルツでエアピアノするシーン。美しいワルツがゆっくり流れる中、マチューは暗闇でエアピアノ。美しい。。。シチュエーションを冷静に見たら「そんな馬鹿な!」という場面ですが。。

 

 

そしてクライマックス ラフマニノフ協奏曲2番。

 

 

時間の関係で、まさかの細切れ。。。

 

 

私は予告にラフマニノフ 協奏曲2番が出たから聞きに来たのよー(泣)

 

 

恐らく、エピソードをいろいろ詰め込みすぎたせいで
最後は駆け足になってしまったのでしょう。。

 

個人的には

子供の頃に出会ったピアニスト

不遇な家庭環境

ピエールとの出会い

恋愛

コンクール

 

 

これ以外はストーリーから削除しても良かったんじゃないかなあ、と思います。

 

 

あと、コンクールの敵役(マチューと対象的に多分お金持ち)との、関わり、対比が無かったので、そこはもっと描写があった方が良かった。さらに、恋人をコンクールのライバル役にすれば、もっと面白かった気がします。

 

 

ちなみに日本で、

 

複雑な家庭環境

天才ピアニスト

コンサート

 

といえば

 

ピアノの森

 

という大傑作漫画(及びアニメ)があるので、どうしてピアノの森と比べてしまい、見劣りしていると感じてしまいました。

 

 

 

そんな訳でパリに見いだされたピアニスト、秋のデートに、肩肘張らずのんびりハッピーエンドな話が見たいという人にはおすすめかな、という感じです!

 

 

 

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