西洋諸国では 汚物入れ=トイレ用小さなゴミ箱。汚物専用ゴミ箱という英語も概念も無いようだ

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子どもが大きくなってから必死で転職活動をして、紆余曲折を経てどうにかこうにか英語力を生かして再就職したうみっくすです。就職した会社は外国人社員比率が非常に高い会社でした。外国人は履歴書に年齢を書くことも無く、採用する側もそれほど年齢を気にしませんので、再就職成功の要因はそこにあったのかなあ、と思ったりします。

就職した会社はあまり大きな規模ではなく、オフィスもそれほど広く無いので、トイレの数が少なく、また、場所によっては便器と手洗い場が同じ場所に設置されているような大変狭いトイレもあります。

 

海外の方の多くは、日常的に自前のハンカチやタオルを持ち歩く習慣がありません。そこで海外のトイレには必ずペーパータオルもしくはハンドドライヤーがついていることが多いです。したがって私の会社も、外国人社員に配慮して、ペーパータオルと、使用済みペーパータオルを捨てる大きなゴミ箱がどのトイレにも設置されています。

(余談ですが、私は掌多汗症なため、日常的にハンドタオルが手放せません。外国人の彼らからすると、常にハンドタオルを握りしめている私は、ちょっと奇妙に見えるかもしれませんね。)

そうすると、前述したような小規模のトイレには、便器のあるスペースに、ペーパータオルを捨てる大きなゴミ箱と、汚物入れ専用の小さなゴミ箱、2つのゴミ箱が置かれることになるわけです。

 

会社に入って年月が経過し、日本人社員が殆どいない外国人社員比率が高いフロアに移ったある日。私はふとあることに気づきました。私以外の外国人社員は、誰も汚物入れを使っていない、という事実に。そう、外国人社員の多くは、ペーパータオルを捨てるゴミ箱に、普通に汚物を捨ててしまっているわけです。

 

そこでネットで調べたところ、どうやら汚物入れに相当するような英単語が無いらしいということがわかりました。Google 翻訳だと 汚物 = filth と出てきましたが、filth は不快だったり卑猥だったりするものに使われる言葉なので、いわゆる一般的な生理用品専用汚物入れの訳として使うのは適切では無さそうです。

 

Weblio で検索するとそれらしい表現が出てきますが 無理矢理に翻訳した感が満載。
例文は全て特許庁や日本の文献。海外からの例文は無しです。

ejje.weblio.jp

 

ここから導き出される答えとしては、海外の多くの方々にとって、トイレの汚物入れは単なるトイレ個室専用小さいゴミ箱であり、汚物と一般ごみをわざわざ分別する習慣が無い、ということです。
日本では汚物入れ専用の中身が見えない黒い小さなゴミ袋が売られていますが、これも外国人の方が知ったら「「何だそりゃ?」と思うかも。

 ちなみに、我が家も、トイレに汚物入れを置いて定期的に汚物入れゴミを回収するのが面倒 という私の個人的な理由でトイレに汚物入れは置いてません。(ゴミ箱の数は少なければ少ないほど楽ですよね。)我が家の子供たちはお友達の家のトイレに汚物入れがあるのを見て、ちょっとびっくりしてました。汚物入れを置くべきか置かざるべきかは、各自・各家庭が判断すれば良いだけの話なので、正解は無く、普通のゴミ箱に捨てにいくのが逆に面倒・嫌だと思う方は、設置すれば良いだけの話かなと思います。

 ちなみに生理関連といえば6月の荻上チキラジオ 生理の回が秀逸でしたので、お勧めです。ピルは40歳前に開始しなきゃだめだ、とか、知らなかった。私はもう手遅れですが、知ってたら絶対に30代で始めてました。 

www.tbsradio.jp

  また、さらに余談ですが、先日仕事で大変ストレスを感じて鬱になり、何週間も悩んだ末に更年期障害の可能性も疑って婦人科に行く、という自分としては結構辛い出来事がありました。しかし病院では、ホルモン量には波があり、検査するなら生理開始後5日がベストという理由で検査はされずじまい。そして、その後、鬱っぽい状態は改善したので検査しないまま今に至ってます。

  

これだけネットで情報を取れる自体になったけど、生理の知識とか情報とか、意外と分かっていなかったなあ、という話でした。

 

 

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