子持ち主婦が正社員になるのは難しいのでしょうか?
結婚出産を機に退職した専業主婦で、子どもが小学生・中学生になった後、再び働きたいと思っている方は多いと思います。
子どもが成長し教育費支出が増える、30代から40代の子持ち主婦に、再就職は可能でしょうか?
専業主婦→パート主婦→正社員へと再就職した私の結論は「簡単ではないが、就職できる可能性は十分あり!」です。私自身の就職活動から学んだ、面接の重要なポイントも公開します。
そもそも専業主婦は再び正社員になれるのか?
結論から言います。
再就職は簡単では無いが、
働きたい気持ちがあれば、再就職できる可能性は十分あり!
です。
私自身、アラフォーになってから約10年ぶりにフルタイムの職に復帰しましたし、
同世代で再就職したママ友は何人も居ます。
仕事を探す方法は?
職探しの手段としては、派遣社員、各社転職サイト、ハローワーク等がありますが、どんな方法で仕事を探すべきかは、あなたの職歴、ブランク年数、資格で大きく変わってきます。
例えば、看護師、美容師、保育士などの資格がある方は、専用の転職サイトがあるのでこれらへの登録をおすすめします。
保育士求人なら「ほいく畑」
ハローワーク、マザーズハロワーク
いま、求人はすべてネット上に掲載されています。したがって、仕事を探すためだけにハローワークに行く必要は無いです。
履歴書の添削をしてほしい
なかなか仕事が決まらないので相談に乗ってほしい
子どもが小さいので預け先を紹介してほしい
など、具体的に相談したいことがあれば活用しても良いのではと思います。
仕事を探す際の注意点
早く仕事を見つけたいからといって
これはNGです。
という羽目になってしまいます。
サイト登録の際は、数を限定しましょう。
また、有名企業・大企業の求人には、当然ながら応募が殺到します。
転職サイトに登録すると、大企業・有名企業の求人がどんどん届きます。しかしアラサーアラフォーのブランクあり子持ち主婦がこのような会社を中心に応募しても、書類選考で落とされることが殆どです。
あなたにそれなりの資格や経歴があり「この求人は勝算あり!」という確固たる自信がある場合を除き、有名企業への応募は避けたほうが無難です。応募書類を揃えるのに使った膨大な時間が、無駄になる可能性が非常に高いからです。
転職市場での市場価値が低い主婦層は、大企業で、独身年下のライバルと戦うのではなく、中小企業・地元企業で、主婦への理解がある女性比率が高い会社を狙いましょう。
ちなみに、転職活動中に自分がやっていたことで、一番役に立ったのは、自分が働きたい勤務地・職種で Indeed をチェックする ということでした。
しばらくチェックしていると、
「この会社は、数か月に1回ぐらい求人を出しているな」とか
「この会社のこの職は、なかなか決まらないみたいだな」とか
自分が働くかもしれない、就職先候補会社の情報が、把握できるようになります。
また資格を取ったりTOEICを受けたりするのも、今後に大いに役に立ちます。ただし、専業主婦はなるべく早く就職し、「無職」の期間をできるだけ短くした方が、今後のキャリアに有利となります。早期の就職を目指すため、資格取得を希望している方は、資格取得と並行して就職活動を続けたほうが良いです。
再就職にあたり一番大事なのは
- 完成度の高い職務経歴書・履歴書を作る。
- 面接で以下の項目をしっかり説明できるようにする。
です。また、面接では以下のポイントを必ず聞かれますので、明確によどみなくこたえられるように準備しておきましょう。
- 志望動機
- 自分に何ができるか、どれだけ役に立つか
- 年下の先輩・上司とも良い人間関係を作れる自信がある、ということ
- 子どもが病気等になった場合、どんな対処策を考えているか。
なお、専業主婦の立場から就職する、ということは、自分が望む条件が100%満たされる職場は無い、ということも覚悟してください。給料額、勤務地、勤務時間、勤務条件、勤務内容等、何かを我慢しなくてはなりません。
例えば「給料は自分の希望通りだが、勤務地が少し遠い」とか「残業は無いけれど土曜勤務がある」とか。
どの条件は我慢できるのか。
どの条件は譲れないのか。
就職活動をしながら考え、家族と相談しておくことをお勧めします。
また、最後になりますが、正社員就職がどうしても難しい場合は、パート、契約社員として働くということも視野に入れた方が良いと思います。働き次第では正社員への道が開かれる可能性があります。
以下、パートや派遣社員の求人を探すうえでおすすめのサイトです。
派遣だけでなく正社員やパートなどの求人を掲載。
職務経歴書の書き方など就職活動のノウハウ記事も充実しています。
在宅ワークという選択肢
最近、コロナの影響で在宅勤務を取り入れる企業が増え、正社員・パート社員どちらも在宅勤務者が増えています。私の経験から言うと、小さい子どもを持つ主婦が新たに仕事を始める場合、なかなか片付かない家の中で働くより、オフィスで働く方が圧倒的におすすめです。仕事モードの服とメイクで、家事育児とは別世界のオフィスに居るだけで気分転換になりますし、ママ友以外の人との交流もできて、社会との繋がりができます。
しかし在宅で働くと
- 子供が帰宅する時間、家に居ることができる
- 通勤時間を家事時間にまわせる
など、主婦にとっては嬉しいメリットがあります。最近は在宅ワークスタッフの募集も増えましたので、興味があれば応募してみるのも良いかと思います。以下に参考サイトを載せておきます。
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会計事務所経験を活かして在宅で働きたい方募集中【ジャスネット在宅スタッフ】
在宅勤務に関する記事はこちらです。
就職したいと思っている主婦のみなさん、就職への道は険しいですが、あきらめずに頑張りましょう!